おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

檸檬とLemon

寺町御池から『寺町通』を『二条通』に向かって北進する。普段は絶対歩かない道筋なのだけれど、小説『檸檬梶井基次郎)』に出てくる『果物屋』を目指して歩を進める。ちょうど、『京都市役所』の西側を通るのだが、ちょうどランチタイムの時間帯だったこともあり、職員さんらしき多くの人々とすれ違う。結構”細い”通りなので気を遣う。

意外と早く「寺町二条」に到着した。その交差点は”三叉路”で、東から延びてくる『二条通』と『寺町通』がぶつかる場所だ。辺りを見渡しても、それらしき「果物屋」が見つからないので、少しググってみると、どうやらこの場所のようだ。残念なことに既に「閉店」されているよう(テナント募集中でした)。

『八百卯(やおう)』さんという
フルーツパーラーがこのビルの1階にあったようです
※奥の通りが『二条通』、手前の通りが『寺町通

二条通』も”京都らしい”通りだと思います
※『寺町二条』から『二条通』を見る

檸檬』つながりで、『米津玄師』さんの楽曲『Lemon』を想起してしまった。その歌詞に『苦いLemonの匂い』という表現がある。以前、某テレビ番組で、米津さんがインタビューの中で、楽曲『さよーならまたいつか!(「さようなら」でないところが口語っぽくてよい!)』の2番の歌詞『しぐるるやしぐぐる町へ歩み入る』は。俳人種田山頭火』の『しぐるるやしぐるる山に歩み入る』にちなむ(本歌取り*1)ものだという話があった。米津さんはどうやら、楽曲作りに日本文学の要素を大事にされているよう。話を元に戻して、『苦いLemonの匂い』だが、凡人ならよくて『酸っぱいLemonの味』だと思うのだけれど、もし、丸善に仕掛けられた『レモン爆弾』が爆発したとするなら、書店内は「苦々しい”匂い”と”思い”」が充満したことだろう。恐らく、米津さんは『檸檬』を読んでいますよね{個人的な”妄想”です(笑)}。

檸檬』も『Lemon』も少し”暗い”イメージですが、この日の空は、清々しい”青空”でした。

ここまで来たら、さらに『寺町通』を上がって、『丸太町通』まで行ってみましょうか。

~次回に続く。

※画像はNikon COOLPIX S3300で撮影

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