久々の漬物ブログ。「京都三大漬物」をテーマに「シバ漬け」、「すぐき漬け」ときたので、最後は「千枚漬け」*1となる。千枚漬けは「聖護院かぶらを薄く切って昆布と漬ける」漬物とのこと。なので、「聖護院」へ行ってみることに。最寄りのバス停は市バス「熊野神社前」。すぐ近くに「からふね屋」*2がある。学生時代に、四条河原町のからふね屋にはよく行ったことが思い出される。コンパ（飲み会）の後、からふね屋でパフェを食べるみたいな感じ。
この辺は住所に「聖護院」が入る。お邪魔したお店はこちら。「聖護院本舗たかしん本店」*3さんです。
お店に入ると、ご店主が声をかけてくださった。千枚漬けを求めると、品切れとのこと。そもそも「千枚漬け」は冬の物なので「季節外れ」の買い求めだったのだ。そう言えば、秋の終わり頃か『千枚漬けの仕込みが始まりました』というニュースが流れるなと思い出した。またまたリサーチ不足である。ご店主にお話を伺うと、昨年は「猛暑」のせいでかぶらの収穫量が減少、出荷量も少なかったよう。収穫時期も暑さを避けて後ろ倒しになったようである。「地球沸騰化」はこんなところにも影響を与えているのだ。千枚漬けはまた時期を見計らうことにして、代わりに、ご店主が薦めてくださったお漬物を求めることに。
こちらでは「すぐき漬け」も取り扱っておられるが、「酸味」が苦手な方のために少し「浅く漬けた」商品も作られているよう。しかし、「酸味が少ないものは『すぐき』ではない！」というお客さんもおられるそう。好みは十人十色である。色々な話を伺えたのでとても有意義な訪問であった。また、千枚漬けの季節にお邪魔したいと思った。
