朝から良い天気。爽やかな風とまあまあの日差し。でも、日中は結構暑くなりそうな気配である。今日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」*1。田植えの時期でちょうど「梅雨」と重なる季節らしい。しかし、各地で「梅雨入り」*2となってもよい頃なのに、どうやら遅れているよう。京都では「祇園祭*3の頃に梅雨明け」なのだが、このままだと「祭の最中に大雨」なんてことに。初めて「祇園祭」に行ったのは(宵山なのだが(笑))、大学生の頃だからかれこ30年ほど前。ものすごい人出で、かなり疲労したことを覚えているが、雨ではなかったと記憶している。今年は久しぶりに「祇園祭」*4に行きたいなと思っているのだが、天気次第というところか。やはり祭は「ハレ」の行事。天気も「晴れ」がよいに違いない。
「祇園祭」といえば、やはり「山鉾」*5が見所。その装飾である「タペストリー」*6がとても興味深い。このことに興味を持ったきっかけが、漫画「MASTER KEATON(作:勝鹿北星 画:浦沢直樹)」の「祈りのタペストリー(第10巻第7話)」である。作品に出てくるタペストリーは「16世紀頃のベルギー製」で伊達政宗の家臣「支倉常長」*7が17世紀初めに日本に持ち帰ったとしている。何らかの経緯でそれらが京都にもたらされ、山鉾に使用されたよう。やはり京都って「国際都市」なのだと改めて認識してしまう。
今年、祇園祭に行くことができたら、そのあたりを意識して鑑賞したいと思っている。