おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

京都のオーバーツーリズム対策

コロナ禍が一段落し、観光客も戻ってこられたと単純に喜べないようである。確かにメディアで報道される清水寺の付近は人波が溢れ、芋を洗ったような状態ですさまじい。特に市バスについては、京都市民の日常生活に大きな影響を与えているよう。『市民専用の市バスの運行』や『観光客のみ運賃値上げ』といった要望が出ているらしい。*1

オーバーツーリズム問題は京都だけではなくて世界各地の観光名所が同様に抱える問題のようだ。

市バスを利用する観光客はやはり京都駅からの利用が多いのではないかと思う。

【京都駅前バスのりばのご案内:出典 京都市交通局ページ番号158701】

主要な行先
Aのりば 四条河原町三条京阪平安神宮銀閣寺、下鴨神社上賀茂神社四条大宮、源光庵、大徳寺 など
Bのりば 二条城、北野天満宮西大路四条、北野白梅町京都水族館金閣寺京都鉄道博物館 など
Cのりば 東寺、伏見稲荷大社、西京極、東映太秦映画村四条大宮、松尾橋、嵐山、大覚寺 など
Dのりば 清水寺祇園平安神宮東福寺御室仁和寺 など

市バスの起点になる場所だけに、観光名所はほぼ網羅されている。清水寺、嵐山などへの利用者が多いのであろう。

現実的に考えれば、市バスだけでの対応はかなり難しいであろう。

考えとしては、何とか市営地下鉄を活用した複合的な対策ができないかというものである(素人考え全開やな(笑))。京都市も地下鉄の利用者の増加を目指していると思うし、運賃などの優遇などを組み合わせてみたいものだ。ただし、スムーズな乗換や地下鉄利用のメリットの周知がうまくできるかがカギとなるだろう。

本当は地下鉄が「今出川通」に沿って運行されていたらよかったのかなと思うけれどそう簡単なものではないのかもしれない。

 

 

*1:京都新聞電子版2023年11月17日京都市の酷いバス混雑、市民から強い不満 熱望する「観光客お断りバス」どうなる?