おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

サイズ感

私はオシャレではない。厳密に言うとオシャレはしたいのだが、どうやらセンスがないらしい。自分では「きめた」つもりでも、相手方にはうまく伝わっていないようだ。そんな時、ファッションの師匠が現れた。「スティーブ・ジョブズ」氏である。彼は、多忙のため、衣装に気を遣うことが大変なので、黒のタートルネックジーンズというシンプルな装いを旨としている。そのことを知ってから、私も秋冬は「黒のタートルネックセーター(たまにグレーとかワインレッドを着たりもする)とジーンズ(LEVI’S 501)」、春夏は「長袖Tシャツとジーンズまたはサラッとしたパンツ」にしている。なお、余談だが、漫画「パタリロ!(作者:魔夜峰央)」で、主人公のパタリロが着用している「軍服」は確か有名ブランドの仕立てでデザイナーによって着丈や袖丈などが1cm刻みで違うので、彼のクローゼットには見た目ではわからない軍服が何着も収納されている(笑)。

こうなると重要なのは「サイズ感」だ。身体にあった気持ちの良いサイズを選ぶことには留意している。サイズ感は、ファッションだけではなく、余ったおかずを保存するときに適当な「タッパ」を選ぶことや、特に仕事をする上で非常に重要なポイントになると思っている。仕事上で大切なサイズ感は「事業規模に見合った費用の算出」だと思っていて、不要なものを削りに削って最大の効果を得るための概算要求を行い、予算案通りに事業を実施(決算)することが肝要である。無駄を削るためには、その事業をより深く理解しておかなければならないのだが、定例業務でも年々内容は変化するし、新規事業ともなればなおさらだ。しかし、常にサイズ感をイメージするトレーニングをしておけば、そこそこうまくできるのだと思っている。

京都市は多様な問題を抱えた自治体である。これは悪い意味ではなく、多様な価値観や果たすべき使命が複雑に絡んでいる特殊性があるという意味である。今、京都市民や京都市に関わるステークホルダーにとって最優先すべき事項は何なのか、来月4日に投開票される京都市長選挙候補者の「サイズ感」を吟味して、投票に行きたいと思っている。