おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

天才と凡人

絶好の駅伝日和に行われた昨日の『新春の都大路を走る』全国女子駅伝。ランナーの皆様には、それぞれの思いを胸に秘めやり遂げられたことと思います。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。各都道府県の代表である「天才ランナー」達の素晴らしい走りに感動したところです。

実は私も高校生の頃は陸上部に所属しており、大した成績は残せなかったが、中・長距離ランナー(出場経験のある種目:800M・1500M・3000M障害・5000M・400M×4R・駅伝)として活動していた。どんだけ種目出てるねん!と言われるかもだが、我がチームは人数も少なく、折角だから出場できる種目はどんどん出なさいという監督の方針の下に取り組んでいた(笑)。1年生の時、我が長距離陣に3年生のエースがおられたのだが、長距離陣は4人しかおらず、記憶が正しければ6区間だったので、短距離選手が2名助っ人で走っていたと思う。エースの先輩はもちろん「花の1区」。確か区間10位以内に入られ、他校のエース級の選手とも穏やかに談笑されていたりして、とても眩しく思えた。自分もああいう世界に入れたらと。しかし「凡人」は「天才」にはなれない。そう思っていた。

そんなこんなで今まで「凡人」として生きてきたのだが、最近見たアニメで、「天才」に関する認識を改めるようになった。少し紹介したい。

~自分を凡人だと思っている主人公に、エリートばかりが通う学園の理事長が自分の学園に編入するよう勧誘している場面~

主人公「でも、俺なんかが天才だけが通えるような学校に…。」

理事長「天才というのはどういう人のことを指すと思う?」

主人公「何でもできるような人。ですか?」

理事長「私が思うに、天才というのは物事に取り組む際、他の人より短い時間で正しい努力の仕方を見つけてしまう人のことだと思うんだ。逆に言えば、それ以外の人は普通の人と一緒なんだよ。努力さえすれば必ず正解に近づけるんだ。」

主人公「でも、努力なんかより、持って生まれた才能の方が…。」

理事長「もちろん、人にはそれぞれの才能がある。でも、そんなものは君たちみたいに若いうちから決めつけていいものじゃない。いろいろなことに挑戦して、楽しんで、それからでも遅くないんだよ。」

OVA異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは人生を変えた~」第2話「王星学園」』

天才は「決めつけずにいろいろ挑戦して、その結果、短い時間で正しい努力の仕方を見つけてしまう」ものなのか。天才も努力しているのだ。

そう言えば、

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。」(トーマス・エジソン

なのですね。「1%のひらめき」=正しい仮説=正しい努力の仕方なんだ。

だとすれば、私の場合、「1500Mのタイムアップを目指して取り組めば、ほんの少し『天才』の領域に近づけたかも」しれない(笑)。