昔、岩倉実相院のガイドをしている知人から、「一度は見ておく方がいいよ」とアドバイスされたことを思い出した。季節外れの感はあるが、2月上旬の晴れた日に、「市バス停留所巡り」の一環で出かけてみることにした。春夏秋のイメージはあるが、冬場はどんな感じかなという好奇心もあったので。しかし、ここで大きな問題が、向かう途上で、市バスの停留所が無いことに気付く。どうやら「岩倉操車場前」止まり。そこからはタクシーまたは徒歩で向かうことになる。京都バスなら直行便がある。
岩倉実相院の北側には「石座(いわくら)神社」がある。「岩倉」の語源なのか?
しばし、境内を散策し、いよいよ実相院*1へ。
実相院は「門跡寺院(住職が皇族関係)」なので、格式が高いとのこと。確かにそのような雰囲気を肌で感じる。受付を済ませて院内へ。院内は「撮影不可」だが、縁側から外は撮影してよいとのことだった。拝観者用に暖房の入った別室が用意されていて、実相院の四季などを紹介するVTRが上映されていた。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉が床に映って綺麗だが、冬も雪が降れば床に映ってまた綺麗だそう。桜だけは違う方向から見ることになるようだ。「狩野派」の襖絵なども見どころだと思う。この日は、曇りで少し小雨が降ったり、日差しがあったりで「静謐な」雰囲気であった。
帰宅して、妻に話すと「私も行きたい」というので、今度は「桜」の季節に行こうかなと思う。
やはり、四季ごとの景色を堪能すべきだなと改めて思う。