おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

心ある言葉遣い

阪神タイガース オープン戦初勝利!」という速報がスマホに入った。「オープン戦は所詮オープン戦なんで勝敗は関係ありません」といつも思っているが、何だろうこの安心感は…(微笑)。

さて、昨日の朝刊に「京の観光地、翻訳ミスなくそう 外国語表記の指針策定 施設や店に改善働きかけへ」という記事があった*1。記事によれば、京都市観光協会*2が観光関連スポットを実地調査したところ、案内板などの外国語表記に千数百件もの改善点が見つかり、そのほとんどが「機械翻訳による誤訳」だったとのこと。これを踏まえて、「外国語表記のガイドライン」を策定したとのことである。不適切な外国語表記を改善することは「オーバーツーリズム対策」に寄与するとのことである。

確かに、コンピューターやAIなどを活用した「自動翻訳機能」の精度は上がっているとは思うが、細かい部分には対応できていないようだ。使う側も「自動翻訳で問題ないだろう」と思ってしまい、最終的な確認は省略してしまうのだろう。実地調査には「留学生」の皆さんが協力してくれたようだが、「大学のまち京都」の利点を活かし、ガイドラインの普及活動にも外国語学部の学生や留学生たちの力を借りるべきだと思う。多分「ユーザー」の視点で考えてくれると思うから。

昔は、英語表記しかなかったように思うが、最近は「中国語・朝鮮語(韓国語)・東南アジア諸国語」などの表記も多く見られるようになった(アニメ関係なら「フランス語」も必須かな)。全てにきちんとした対応ができてこそ、国際都市「京都」が実現するのだと思う。

*1:2024年3月12日(火)京都新聞朝刊13面

*2:

www.kyokanko.or.jp