おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

異文化交流

私は京都市民として果たすべき役割があると思っている。それは「府外からのゲスト対応」である。たいそうな言い方をしたが、要は「道案内」である。これは社会人になってから(約30年前)始めたことだが、通勤途上で修学旅行生や外国人旅行者が道に迷って(ほぼほぼ電車やバスの乗り場が分からない)そうな場合に積極的に「どうしたん?」とか「May I help you?」と声掛けするだけだ。今は「怪しいおじさん」と思われたくないから、そういう場面に出くわした時は、さりげなく「聞いてくれても大丈夫だよ」的な雰囲気を醸し出すようにしている(笑)。←逆に怪しいかもしれない。

高等教育を受けてきたはずなのに英語は全く話せないが、それは相手もすぐ分かってくれるので、ゆっくり話してくれる。実はこっちが気遣われていたりする(笑)。挙句の果て、よく分からないが「あなたの英語はとても素晴らしい!」とか言われて赤面したこともあったような(笑)。←完全なお世辞である。

勤務先の上司から、海外からの招待客を京都観光にアテンドするように命じられ、「私には荷が重いです。」と弱音を吐いたら、「優秀な通訳を付けるから大丈夫だよ!」と言われ、何回かアテンドしたことがあった。外国人ゲストはすごく色々なことに興味があって、「清水寺の三重の塔はなぜあんな色で塗られているのか?」とか「如来と菩薩の違いは何だ?」とか「この湯豆腐のお店は築何年か?」など、かなり不思議な質問が多かった。異文化交流において必要なのは「自国を理解すること(文系的な教養?)」なんだと思ったのはこの時だ。優秀な通訳がいれば日本語できちんと答えられれば何の問題もなかった訳だから。