おおきに京都 ブログ

慣れ親しんだ京都の町に感謝して書くブログです。その他私の趣味などについて書ければと思っています。

交差点の戦い

”丸竹夷二押御池姉三六角蛸錦…”ご存じ「京の通り名歌」*1といわれる「わらべ歌」である。私もこの歌で覚えた口だ。京都が舞台のアニメ「名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)」は「通り名」が暗号に使われているとても印象深い作品だ。個人的にはシリーズの中でも特に親近感のある作品である。

朝刊に「京の交差点呼称 縦が先?横が先?」という記事があった*2。記事によれば、京都市内の交差点の呼称について、「縦の通り」を先に表記するか、「横の通り」を先に表記するか、市内「202カ所」の交差点に関する調査を行った人物(ハンドルネーム:地理Bの旅)さん*3への取材に関するもの。結果、①「縦の通りが先」は「106カ所(52.5%)」、②「横の通りが先」は「54カ所(26.7%)」、③「それ以外」は「42カ所(20.8%)」であったとのこと。

【例】①「烏丸五条」など ②「四条河原町」など ③「百万遍」など地名であるもの

記事を読んで、すごく面白い視点だなと共感した。記事の中では、先に表記された通りを「勝ち」、後に表記された方を「負け」としている。例えば「四条烏丸」なら、「四条通」は「烏丸通」に勝っているということだ。個人的には、縦横の通りには「勝ち負け」が存在していると思っている。それは「信号の待ち時間」だ。明確に計測した訳ではないが、「交通量の多い通り」は青信号の時間が長いので、「交通量の少ない通り」は負けているのだ。細い通りから大きな通りへ車で出る時はいつも「勝てへんな」って思っている。

百万遍交差点

余談だが、「百万遍」の交差点は縦が「東大路(東山)通」で横は「今出川通」である。地名で呼ばないなら「東山今出川」がよさそうだが、なんかしっくりこない(笑)。

*1:

www.kyoto-navi.com

*2:2024年5月7日(火)京都新聞朝刊19面

*3:地理Bの旅さん:

https://twitter.com/chiri_b_geo/status/1780545510870602130