朝刊に「京都市長選候補者アンケート」が掲載されていた*1。アンケート項目に「北陸新幹線敦賀ー新大阪延伸ルート(福井県小浜市ー京都駅ー松井山手付近ー新大阪駅)」があった。候補者たちの回答(賛否)はさておき、興味が湧いたので計画を調べてみた。
出典:北陸新幹線早期全線開業実現大阪協議会HPより
延伸ルートが実現したら、金沢市とか加賀市と京都がつながるんだなと思っていたら、何故か「小京都ミステリー」が頭に浮かんだ(笑)。
『小京都ミステリー(原作:山村美紗)』は「火曜サスペンス劇場(日本TV)」で1989年~2001年に計30作が放送された*2。日本各地の「小京都」を舞台に事件が起こり、主演の片平なぎさと船越英一郎のコンビが鮮やかに解決に導く、不朽の名作である(個人の感想です)。「小京都」は"明治以降の開発や災害、太平洋戦争下の空襲を免れて、江戸時代以前のたたずまいが残る街のうち、景観などが京都に似ている地区"のことを指すようだ*3。 また、小京都に関連して、小京都と京都にゆかりのある街で組織された『全国京都会議(1985年5月結成)』なるものも存在しているようである*4。
小京都ミステリーの舞台(30)と全国京都会議加盟市町(38)を比較すると必ずしも一致はしていない。なぜか小京都ミステリーの最後の舞台は「エジプト」だ。姉妹都市も無いようだし謎だ。先に挙げた「金沢市」は2008年に全国京都会議を退会されたようである。
「小京都」という呼称には、言葉では言い尽くせない多様な「想い」が詰まっているように感じる。本家の「京都」は、その「想い」を裏切ることのないようにしなくてはならないと思う。